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追憶の蒼い風景
手を繋いで歩いた 人波を分け
逸れないようにと強く握った大きな手
誰よりも腕を伸ばし 高い景色を
幼い目に見せてくれた 優しい手に守られて
それはとても暖かな日だまりのよう
この胸を震わせる 輝く追憶 瞬く記憶
訳も無い苛立ちを あなたにぶつけた
その淋しそうな目が 今もこの胸を締め付ける
一人で生きてくほど強くはないのに
精一杯の強がりはどこまでも子供だった
それでも全てを許して 包み込む愛
この胸を震わせる 響く追憶 蒼く遠く
私の幸せがあなたの願いと
言葉は無くても何より伝わる事だから
大きな背中が小さくなって
高い空を見せてくれた 手にも増えたしわの数
それは永い時を掛け愛した証
音も無く時は移ろう 延々と流れる河のように
永遠に息づく愛のように
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