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旅立ちまでの12ヶ月 


穏やかな四月の光の下 桜舞う中で笑う君がいた
騒がしい五月の昼休み 近くで君の声に耳を傾けてた

 

アジサイの花が咲く六月 突然の雨に濡れた帰り道
傘を差し出してくれたその時初めて君ははにかんだように微笑んでくれたね

 

七月の暑い日差しに負けないくらいいつか描いた未来輝けるのかな?
いつまでこの気持ちのままいられるだろう
今という時間は二度と戻れないと
その瞬間の輝きが教えてくれた八月の夜空に咲いた花火

 


些細な誤解 喧嘩した九月 強がり吐き出して君を傷つけた
寂しくて泣いていた十月 解ってたかのように君からのメッセージ

 

痛みを乗り越え迎えた十一月ほんの少しは大人になれたかな
君となら見つけられる 本当に大切な事言葉が無くても解り合えた気がした

 

輝く街並照らされた十二月 未来の自由を夢見て願いをかけたよ
だけどまだ君と変わらずここにいられたら…
まだ気付かない愛すべきこの時は
いつまでも消えずにずっと心に宿る紛れもなく輝いた自由な日々

 


雪が降り積もった凍える一月 今は同じこの白い景色に
それぞれの未来を描いてた事を知る
周りの誰もが変わり始めた 急に恐くなった二月

 

君と誓った永遠は涙で滲む 三月の風に桜はまだつぼみのまま
それでもただ強く芽吹く時を夢見て 次の季節の訪れを待つよ
そこにはあの日の君の笑顔は無いけど いつか美しく大きく咲き誇るようにと
桜色の空見上げて君に誓うよ 溢れてる想いがこぼれないように
さよならじゃないよ 君に「ありがとう」

©mac P Official Website

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