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おとなになっても

 

“信じれば夢は叶う” そう教えられてきたけど
遠い夢は遥か彼方 信じられるのは自分だけ

透き通った目をした まだ何も知らなかった僕は
色んなもの見てしまって 視界は霞んでしまったんだ

いつまでも純粋な夢は見られないけど
いつかきっと叶えたいと心の奥でまだ燻ってる

煌めくカード必死に集めその輝きに心奪われ
銀河を守るヒーローになれるはずだって信じてた

時は流れて大人になって 一体何を守れるだろう
“本当に大切な人”そう決めたなら僕でも守れるかな?

 


こんなにも一年が短いなんて思わなかった
あっという間 季節は過ぎ 遠い記憶は色褪せてく

正義と悪だけじゃない世の中って難しいね
誰もが自分は正しいと思い生きているはずなのにね

 

大声で泣きわめいて困らせる事で
思い通りになるなんて疑わず信じてたあの頃

 

擦り傷だらけ日に焼けた肌 埃まみれのヨレたTシャツ
着飾る必要なんてなくて だけどいつも笑っていたね
眩しいほどに色あせぬまま蒼く輝く永遠はある
それは未来を信じてた あの記憶を忘れずいることさ

 


嘘を付く事に胸が痛まなくなる

それが大人になることなら もう少し子供のままでいたいよ

 

時は流れて大人になって 一体何を守れただろう
“本当に大切な人”そう決めたなら僕でも…
誰もがやがて大人になって忘れてしまう大切なもの
勉強机の鍵の付いた引き出しにそっとしまっとこう
自分を失くしそうな時 思い出せるように

©mac P Official Website

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